研修会 A(カルト問題)

●2024年2/11(日)10~16時(オンライン)

(一社)日本臨床心理士会臨床心理講座:臨床心理士会の会員向け

「カルト問題と宗教2世、その支援のために」

講師:平野 学、秋本弘毅、Sさん → 詳細は以下の通りです

研修会・臨床心理講座詳細 - manaable

(臨床心理講座)カルト問題,その支援のために (manaable.com)

・参加者は全国各地から100名位集まり、無事盛会のうちに終わりました。

・会場にはNHKからも取材が入り、また文科省からもオブザーバー参加がありました。

 宗教2世の関係で、今後スクールカウンセラーをはじめ、学校現場や教育行政への一層の啓発等、

 考えておられるとのことで、大変嬉しく思いました。

・ともかく当事者の方々の発言は説得力もあってとても貴重ですね(このことは他の様々な領域に

 おいても言えるわけですが)。来年は別の宗教団体の2世等お招きして開催したいと思っております。

・最後にアンケート記載も含め、大変熱心に聴いてくださった参加者の皆様に対しも、改めて御礼

 申し上げます。

 

11/10(金)(一社)日本学生相談学会:全国学生相談研修会小講義(オンライン)

テーマ「カルト問題と学生相談」

全国各地から約80名の大学関係者(カウンセラー、教員、職員)が参加。カルト問題の基本の話のあと「学生相談での実践から」ということで、ケースについて4つの群についてまとめました。そしてカウンセラーとして対応上、心がけるべきこと、また大学の中での実践や工夫について話し、コロナ禍ならではの架空事例を2つあげてみました。最後に学校教育、特に宗教2世のことについても触れ、NHKの番組等を紹介(前出)すると共に、弁護士さん等との協働の大切さに関してもお伝えしました。各大学の学生相談においては、日頃から学生生活課等との連携を土台に、学生サポートにあたることの重要性を改めて感じています。

 

10/29(日)NHKスペシャル宗教2を生きる、対話を始めた当事者たち

この中では8/26(日)PMJSCPR主催のシンポジウム「宗教・カルト、2世問題にどう取り組んでいくのか」での様子がアップされています。特に学校教育やスクールカウンセラーの役割についても色々と話題になり、私も最後の方で少し発言しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231028/k10014238611000.html

 

●7/15(土)(一社)家族心理士・家族相談士資格認定機構研修会(オンライン)

テーマ「カルト問題と家族」

全国各地から約70名の参加で、基本的なお話のあと、最後は「家族として大切にしたいこと」の項目も加えてお話させていただきました。この種のこと、当の本人が困り感をもって相談にまでこぎつけること自体、なかなか難しいですね。そばにいるご家族の想いも大変です。それを支え続けながら脱会に向けてご一緒に考えていくこと、とても大切な作業といえましょう。

 

●7/6(木)群馬県消費生活相談技術向上研修会(オンライン)

テーマ「カルト問題の基本と相談対応に向けて」

県内の消費生活センター相談員や家庭児童相談員、精神保健福祉士、弁護士、教員等、約60名。

AMの弁護士さんのあと、PMを担当。

相談対応のためにはまず基本的なことの理解は大切であり、そうした話の他、連携先としての学生相談や私設心理相談の話も交えました。そして最後はブレークアウトセッションもとり入れ、シェアリング&質疑応答の時間も持たせてもらいました。

タイミングとしてオウム死刑囚の執行から5年、また安倍銃撃事件からまる1年という時期でしたが、単に仕事のためということではなく、これを機会にこの種の問題に一層興味を持ち続けてもらえたら・・・と思いました。

 

●5/31(水)東京都立大学オープンユニバーシティ(いま、こころの問題を考える、オンライン)

テーマ「カルト問題をめぐって」

夜間のオンラインセミナー。臨床心理学における8つのオムニバス講演の中の1つを担当させていただきました。一般の方々や大学生の他、全国各地の高校生も多数受講されていました。特に高校生の質問が大変参考になりました。

 

●3/14(木)

愛知県日蓮宗名古屋社会教化事業協会(心の教育講座)

テーマ「カルトから家族を守るために」宗教カルトのことが色々話題になる中、伝統仏教としての宗派においても無視できない問題と言えましょう。今回、ご縁もあって2時間お話させていただきました。僧侶の方々におかれては檀家さん、そしてそのご家族への対応も色々大切でしょう。私自身、昔、駒沢大仏教学部の学生達にカウンセリングを教えたり、ロールプレイ等の実習、そして卒論指導等行なったことがありましたが、今後も宗教とカウンセリングや臨床心理学等、お互いの出会いと学びを大切にしていきたいと思います。

 

●1/28(土)10時~16時(定員300名:オンライン)

(一社)日本臨床心理士会主催の特別研修会:臨床心理士会会員向け

「カルト問題の基本と実際ーケース対応のために ― 」 

講師:平野 学 ・西田公昭・久保内浩嗣

→ 詳細は下記

●1/27(金) ICU国際基督教大学(学生や教職員向け、オンライン)

テーマ「カルト問題と大学生」

あの事件のあと、メディアでも様々にとりあげられるタイミングでもあり、色々関心をもって聴いていただきました。ちなみにより具体的に理解してもらうために、架空事例として<就活の中での宗教

カルトの勧誘>、また<商業カルトの動き>等も交じえてお話させてもらいました。

 

●1/24(火)栃木県消費生活センター(相談員等向け)

テーマ「宗教カルトと霊感商法等への相談対応のために」

AMの弁護士さんのお話に続き、PMを担当させていただきました。そしてその後半は小グループに分かれていただき、日頃の仕事も振り返ってもらいながら、様々な質問もお受けしました。宗教カルトのみならず商業カルトの問題は大きく、全国各地でこうした研修会がなされることを期待したいところです。

 

●1/14(土)10時~16時(定員300名:オンライン)

(一社)日本公認心理師協会主催の研修会

「カルト問題、そのケース対応のために」

 

 講師:平野学・高杉葉子・久保内浩嗣

→ 詳細は下記

研修情報 | 一般社団法人 日本公認心理師協会 (jacpp.or.jp)

clinical committeeworkshop2023114.jpg (865×1316) (jacpp.or.jp)

 

 

 

 ●臨床心理士会の会員向け研修会(日本臨床心理士会主催) 定員200名:オンライン

「カルト問題、その支援のために ― 学生相談及び私設心理相談での実践、そして連携をめぐってー」 

2022年2月20日(日)10:00~16:00(本郷三丁目駅下車、事務局より配信)平野 学 

 《企画主旨》心理臨床における厄介なケースとしてカルトの問題があります。例の大事件の死刑執行後、メディアでとりあげられることも減ってしまいました。ただ一方で、臨床場面においては、教育や医療、福祉、司法等、様々な領域で色々出会う問題であることも確かです。ただ残念ながら、この種のことについて臨床心理学の立場で学ぶ機会はそう多くありません。こうした事例に出会った際、どのように考えまた対応すると良いか、戸惑われることもありましょう。

 今回の講座では、午前中は基礎編としてカルト問題全般の基本的な話のあと、学生相談や私設心理相談での実践について述べてみます。午後は応用編として様々な連携をめぐって、いくつかの事例を提示しつつ、ご一緒に考えてみたいと思います。そして最後にアディクションにおけるハームリダクションの視点も交えて検討してみます。

 尚、2回ほど少人数で感想や質問等出しあう形で話し合い、それをふまえての質疑応答の時間も設けます。これらを通して日々の臨床にも活かすきっかけにしていただければと思っています。

 以下、更に具体的には・・・

《午前》基礎編:基本的な話、及び学生相談や私設心理相談の実践から

まずカルト問題について、その定義や種類の他、大学等での現状と心理職として心がけたいこと等、述べてみます。次いで私設心理相談場面における実践等お伝えしつつ、カルトカウンセリングについてご一緒に考えてみます。

《午後》応用編:様々な連携例、そしてアディクションの視点も交えて

この問題について臨床現場では単に1:1でのやりとりよりも、様々な連携が必要になってきます。特に宗教者(牧師、僧侶)や弁護士、更には脱会者とのかかわりも重要でしょう。ここではいくつかの事例(様々に加工修正)をもとに、このカルトカウンセリングについて検討を深めると共に、ハームリダクションの考え方についても触れてみたいと思います。

 

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●「川崎市スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー合同研修会」で講演してきました。

2021年11月17日(水)PM

今回の全体テーマは「医療・学生相談・開業からみたスクールカウンセリング—宗教カルトの問題も含めて―」であり、川崎市全域のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー60余名の参加がありました。

特に講演の後半では「カルト問題とスクールカウンセリング」といった内容で、〈中高生も要注意〉〈学校現場での実際〉等が話され、啓発&注意喚起がなされたわけですが、参加者からは「これまでカルト関係の研修がほとんどなかったのでとても参考になった」「カルトも一つの依存としてとらえる視点、確かにそうだなあと共感した」「対応しているケースの家族に宗教的な問題があることがあり、もう少し詳しく聴きたかった」等の感想が寄せられました。

勧誘の低年齢化が論じられる中、こうした試みがより多くの場で展開すると良いように思います。

 

 

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●カルト問題と心理臨床(12) オンライン

宗教2世の想いと今後への支援に向けて ―アンケートの声もふまえて― 」 

 2021年1月31日(日)10:00~16:00(本郷三丁目駅下車、事務局より配信)平野 学 &ゲスト

今回は最初に平野からカルト問題全般にわたっての概説、即ちコロナ禍でのカルト問題にも触れながら1時間程「カルト問題の基本と対応をめぐって」の講演をさせて頂きます。その後、若い宗教2世の方をゲストにお招きして、先般行われたSNSアンケート(234名)調査をふまえての当事者としての率直な声をご紹介させていただきます。そして心理専門職に期待すること等、今後への支援体制の構築に向けて具体的にお話いただきながら、この問題についてご一緒に考えたいと思っております。

宗教2世ホットライン https://www.niseihotline.com/

ちなみに、こうしたカルトの問題は、教育・医療・福祉・司法等、様々な心理臨床の場面でも出会う問題でもあり、そうした際、臨床心理職としてどのように考え、また対応すると良いか、具体的な方法やヒント等も得られる研修会にしたいと思っています(2人とも配布資料をたくさん準備しております)。申込方法をはじめ、詳細は下記にアップされています。

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